森のめぐみ
熊
「クマにあったらどうするか」
(語り手:姉崎 等 聞き書き:片山 龍峯)
という書籍を読みました。
まんま
”釣り”なタイトルですがその内容は・・・
タイトルの事のみ知りたければ
十ヶ条を読めばよく・
アイヌと和人、生きた森、熊の気持ち、狩猟の現実・・等を知りたければ読む価値があると思います。
以下、抜粋や感じた事等の覚書・
穂別の山は道有林、千歳の山は国有林
どちらかというと千歳の山のほうが傷んでいる・・と・
植林・・
ミズナラを戻さないでマツなどの針葉樹にしたのも・・(”針葉樹の中にクマは住めない”)
カラスにおこぼれを与え、猟に協力してもらっていた・・
カラスの鳴かない山は不作な山、つまりカラスが鳴くのは獣のいる山・
クマと遭遇して逃げる・・・一番逃げ足の速い人が襲われる。。(営の話・
クマにあったらどうするか
姉崎さんのすすめる十か条
(まず予防のために)
1.ペットボトルを歩きながら押してペコペコ鳴らす。
2.または、木を細い棒で縦に叩いて音を立てる。
(もしもクマに出会ったら)
3.背中を見せて走って逃げない。
4.大声を出す。
5.じっと立っているだけでもよい。その場合、身体を大きく揺り動かさない。
6.腰を抜かしてもよいから動かない。
7.にらめっこで根くらべ。
8.子連れグマに出会ったら子グマを見ないで親だけを見ながら静かに後ずさり。
(その前に母グマからのバーンと地面を叩く警戒音に気をつけていて、もしもその音を聞いたら、その場をすみやかに立ち去る)
9.ベルトをヘビのように揺らしたり、釣り竿をヒューヒュー音を立てるようにしたり、柴を振りまわす。
10.柴を引きずって静かに離れる(尖った棒で突かない)。
ルールを守るクマ、守らない人間
食べ残し等も埋めて帰るのはダメ、彼らは臭いでわかる
すでに山は死んでいる
”営林署は木を一本育てるために、野ネズミを殺す。”ヘリコプターで毒物を空中散布←だいぶ前にやめた
↑木をかじって枯らすからという理由
”ネズミも、もともと地球の大昔から同じく生きてきた仲間なんだから、一つのものを嫌わないで、全部が暮らしていたほうがいいんじゃないかと私は思う。”
然り
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